日本の自動車のほぼ100%に、弊社の合金は使われています。それ以外にも、たとえばその自動車や何トンものトラックが通っても割れないマンホールの蓋は、かつては1枚80kgもの重量がありましたが、合金の技術で今では40kg程度にまで軽量化することが可能となりました。
さらにその下で私たちの暮らしを支える上水道管は、素材である鉄の粘りを増すことによって、地震が起こっても簡単に折れたり曲がったりすることがなくなりました。
合金について
合金は、化学調味料!?
近年、自動車は低燃費・軽量化が進んでいますが、エンジンやブレーキは耐久性のよい部品でないと、安全性が確保できません。そこで、金属に添加してよりよい素材に仕上げるのが、私たちがつくり、お客さまの元に届ける「合金」です。そのはたらきは、料理にたとえると、化学調味料に似ています。金属(素材)に、かくし味として合金(化学調味料)をほんの数パーセント配合することで、硬くて強い特性や、柔らかくて機械加工がしやすい特性を与えることができるのです。
しかし、調味料と違うのは、現代の暮らしのあらゆる場面で使われる金属にとって合金が「必要不可欠なもの」だということ。私たちのつくる合金なくしては、暮らしが成り立たないのです。そういう意味では、日本人にとってのカツオ節やいりこといった、和食の「だし」のような存在ともいえるかもしれません。
合金は暮らしの中に
ほかにも、劣化しにくいスマートフォンの差込端子、鉄製の鍋やフライパンといった身近なものから、半導体や工作機械・造船・鉄鋼といったあらゆる分野で弊社の「合金」が活躍しています。
それらは、みなさんが直接目にする機会はほとんどありませんが、実は日本の暮らしのあらゆる部分を〝縁の下〟で支えているのです。
それらは、みなさんが直接目にする機会はほとんどありませんが、実は日本の暮らしのあらゆる部分を〝縁の下〟で支えているのです。
大阪特殊合金が考える合金の未来
日本において古代の銅鐸(どうたく)や奈良の大仏に始まる鋳物の鋳造技術は、古くて新しい金属加工技術です。近代以降この金属鋳造業が大きく貢献していた自動車の国内生産台数は、近年減少を続けていますが、それでも、21世紀の産業でも幅広い分野で利用され、その重要度が変わることはありません。
次世代高速通信システム、地球温暖化対策機器、リニアモーターカーに代表される次世代交通システム、宇宙ステーション、超伝導システムなどの最先端分野では、随所に金属特性を活かした金属材料開発とその活用が行われ、金属素材産業なしには人類の未来はありえないでしょう。
未来の鋳物は、単一な素材と組織ではなく、異なる合金と組織が混在し、金属材料と非金属材料がミックスされた複合鋳物製造技術に発展すると予測されます。
弊社は、今後も合金に特化していきます。お客さまのニーズをワンストップで叶えられる「ニッチな金属の百貨店」を目指しています。
次世代高速通信システム、地球温暖化対策機器、リニアモーターカーに代表される次世代交通システム、宇宙ステーション、超伝導システムなどの最先端分野では、随所に金属特性を活かした金属材料開発とその活用が行われ、金属素材産業なしには人類の未来はありえないでしょう。
未来の鋳物は、単一な素材と組織ではなく、異なる合金と組織が混在し、金属材料と非金属材料がミックスされた複合鋳物製造技術に発展すると予測されます。
弊社は、今後も合金に特化していきます。お客さまのニーズをワンストップで叶えられる「ニッチな金属の百貨店」を目指しています。